「 当院で治療を受けられたお子様が高校を卒業する時に、
1.歯並びがきれいで口元がスッキリかっこよく
2.何でもよく咬み飲み込めて、
3.虫歯が一本も無く、
4.自分で自分の口の健康を管理する(=セルフケア)ための知識と技術を身につけていること。 」
これがよつもと矯正歯科の治療の目標です。もちろん成人で治療を受けられた方においても同様に、
満足できる歯並びとともにセルフケアの知識と技術を得ていただくことを目標にしています。
矯正治療と言えば、殆どの患者様が歯の表面につける針金で繋がった装置(マルチブラケット装置)
を連想して来院されます。これは永久歯が生え揃ってからつける装置で、1本1本の歯を動かして
並べることができます。しかしマルチブラケット装置による治療は矯正治療のほんの一部にしかすぎません。
上あごと下あごが前後的にも左右的にもバランスよく成長し、しっかりと咬む力、舌を正しく使って飲み込む力
を備え、唇がしっかりと合わさって鼻で呼吸することができるという基礎がなければ、マルチブラケット装置で
歯列を整えることも、その後を安定させることも難しくなります。つまり・・・・
永久歯が生えそろうまでの期間(=成長期)はきれいな歯並びにするための基礎作りの時期
であり、この基礎作りが矯正治療の重要な部分を占めていると考えます。
よつもと矯正歯科ではこの基礎作りを大事に考え、
できればマルチブラケット装置を使わずに済むようにしたい、使うとしても短期間で済むようにしたい
ということを基本方針にしています。
しかし成人の場合はこの基礎作りの時期を過ぎてしまっています。そのため制限された条件の中で
歯列を整えなければならないために、抜歯の必要性が高くなったり、治療のゴールを低く設定したり、
あるいは外科的な治療(あごの大きさや形を変える)が必要になることもあります。